突入

ノープランだと着地点が全然見つからないモノなんですね
やっと見つかった着地点は深くなっちゃいました

 

真が拉致されて5日…
未だに蜜柑のおもちゃにされています

 

「も～段々悲鳴上げなくなっちゃったから壊れたかと思って心配しちゃったよ。
全力でいじめればまだまだ声出してくれるんだ～」

(ガチャ！バタン！！)

 

「えっ…？何！？」

 

「そいつを解放しな！」

「なんで人の家勝手に入り込んでるんですか！？警察呼びますよ！？」

 

「バカ！お前に呼ぶ権利無いだろ！
真誘拐しておいて何言ってるんだ！？」

 

「これはただのマネキンですよ？
てか真くんいた日は私ロケで欠席…」

「うるせえ！その日キャットスーツとか拘束具とか真の名前で借りられてたけどお前の字じゃねえかよ！
事務所に住所問い合わせるのにすげー時間かかったんだぞ！成敗してやる！！」
「ちょっ…！！！」

---

「うぐぐぐ…」

 

「大丈夫か！？今空気吸わせてやるから…って女体化されてる！？」

 

「っ…！！
(うっわ、ずっと巻いてた絆創膏の匂いみてえ…すげえ蒸れてたんだな…)」

 

「ぷはっ…はぁ…はぁ…んぷ…」

「大丈夫か？目は開けるなよ。ずっと真っ暗だったから目を慣らそうな」

「双葉先輩…お風呂…うっ…」

「今連れてってやるからな」

---

すみれさん、鼻をやられたようでマスク着用

「…蜜柑さあ、お前梨玖のハニトラ仕掛けた時と全然変わんねえな？」

 

「この期に及んで家に入り込んだ事でガン飛ばしてるし…ふざけんなよ
蜜柑が反省しないから警察呼んで大事にしてやろうと思ったけど、事務所がすげー謝ってたし、
何よりお前の存在バレると部が潰れるからって凪沙がかばったんだぞ？」

 

「その凪沙も睡眠薬放置したり蜜柑に渡したって事で、先生から罰受けてる。
だからアタシが来たってわけだ。…お前もしばらく罰受けてもらうからな」

 

「随分余裕そうだなその目？

仕事があるからそんなに拘束できないよバーカって思ってるな？
こういうの用意してんだよ」

 

「もー…何で私がこんな目に合うの～…」

(え！？私！？)

 

「はぁ…」

(うわ安祐美ちゃん！？)

 

「…同じユニットだからって尻ぬぐいだよ。私の仕事一週間吹っ飛ばされて。
声マネできるって事でインストアライブ行脚だよもう。」

 

「よっと…顔以外の肌も人工皮で、藤野安祐美は完全に消されちゃってるんだよね。
本物の蜜柑ちゃんにもしばらく消えてもらわないと納得いかないかなぁ」

(ごめんなさい！もうしませんから！！)

 

「さっさと全頭マスク被せておけ。部屋出る時に蜜柑が二人いたら大問題だ」

「は～い。んじゃ、部室に行こっか？『ゴム人形さん』？」
「むぐぅぅぅぅ！！！！」