タルと剣

さて前回の続きで、締めでしょうか。
ひと休みした2年たちに副部長がプレイに誘っていましたが…

「どう?」
「いいですね~…中の人は双葉先輩なんですよね?」
「もちろん」

「でも副部長…」

 

「僕こんなマスク作った覚えないです…。
副部長が舞台出る時用に猫耳で黒髪ってオーダーで作りましたけど…」
「そう。そこから私がラバー貼り付けたの。
貼って剥がせるタイプだから、ちゃんと人前に出せる顔にできるよ」

「はあ…何個作ってもどうせゴム臭くしそうですからもう表で着ないで下さい(呆」

 

「で、タルに押し込んでこれから何しようって言うんですか?」


「んー、まず剣持ってるみんな?」

 

「持ってますよ~これ振動強くてマッサージにいいですね~」

 

「響矢君、響矢君、結構いいよこれ~」


「ダメですってばぁ…」

「なにやってんの」

 

「愛理ちゃんの股に挟んでお仕置き~」

 

「オレのエクスカリバーの一撃を受けてみろ!」(ブブブブブブ

「やめてください~!!」

「…安祐美ちゃん、男子小学生じゃないんだから。」
「お楽しみの所悪いけど…」

 

「そろそろこのタルにその剣突き刺して、黒猫さんいじめてみよっか?
ヒゲの生え方ちょっと違うけど黒ネコ危機一髪ってね」

「じゃ僕行きまーす」

 

「ブスッとな。」ブブブブブ!!


「んんぅ!!んぅっ!!」

 

「黒ネコさん、大丈夫ですか?
…あの副部長、これ黒ネコさん飛び出して助けるとか言うギミックあるんですか?」

「無いよ?しいて言えば飛ぶのは意識じゃないかな?
動けないし、暑いし、苦しいし。
少しでも感じちゃうと窒息が待ってるからがんばって呼吸してね?」
「んふぅ…ふぅ…」

 

「…あれ?他のみんなもやらないの?
タルの中に息吹き込んで酸欠にしようとしたんだから、仕返ししていいんだよ?」

「あの…」

 

「私達双葉先輩にお願いして閉じ込めてもらったのに、
こんな強力な電マ使って責められないです…」

 

「それに双葉先輩にそんな事やったら手加減無しで殴られそうで…
條辺君、肌タイ脱いだらアザだらけなんです…だから…」

「だから?」

 

「私はすみれちゃんが入った人形が悶え苦しむ所を見たいの。もし断るというのなら、
今着てる服のまま全頭マスク付きラバースーツ二枚重ね+頭にビニール袋被って代わってもらうけど?
私よりすみれちゃんを取るというなら、それ相応の代価支払ってもらおうかな」

『ひっ!?』

 

「じゃ、スーツ用意しなきゃ…」
「ごめんなさいごめんなさい!!刺しますから勘弁して下さい!!」

「え、ほんと?」

 

「…どうして目をそらすの?」
「なんでもないですっ!!」

(摩耶さん、これ目を合わせたらゴム人形にされますっ…)
(この人半分殺す気だよね…部長よりやばいかも…)


ブブブブブブブブブ
「んんんっ…」

 

「黒ネコさーん、かゆい所あったら言って下さいね?」

(響矢君最低…)

 

(なんで手伝ってくれた人裏切って簡単にバイブ責めするかなぁ…)

 

その反対側では…

 

「うっうっ…」

「双葉先輩ごめんなさい…あとで好きなだけ殴られますから…」


「安祐美ちゃん、あんまり言うとほんとにボコボコにされちゃうよ…?」

 

「てか気合い入れて責めないと。後ろで副部長が魔王みたいになってるし…」

「ちゃんと剣動かしてお尻突っついてあげてる?」


と言うわけで某小顔マスクのデザイン参考にしたこのマスク

 

取るとこんな感じで

 

ちゃんと全頭マスクで覆われて

 

鼻の呼吸孔だけで生きています

(んぅぅぅ…アタシに非があるとは言えあんまりだ…
気ぃ使って4人とも外してくれてるけど、
ひと思いにやって楽にしてくれ…暑いし苦しすぎ…)

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