部長、怒る

このままでは部長、責められっぱなしになってしまいますので
部員に対して牽制をはじめました

「ほらー、早く歩いてよ？
乗せたいって言ったのそっちでしょ？」

「んっ…んっ…」
「早くロッカーまで連れて行ってよ。蒸し焼きにするよ？」

「んー！！！」「なら早く歩いてよ。」

「おはよー」

「わ～、また新しい着ぐるみ出てきた～…」
「何してるの？」

「ブタさんに乗せてもらってるの。乗って欲しいって言うもんだから」

「え～…」

「どうせまた無理矢理ハイと言わせたんでしょ～？」
「また先生に怒られるよ？」

「え？今回はちゃんと合意の上でやってるよ？ダメなの？」

「部長の合意って…ほとんど恐喝だし…」

「今回は本当にプレイで着てもらってるだけだってば！」

「じゃ、中の人見せてあげる」

「んぐ！？」

「ほら、楽しんでるでしょ？」
「んんんぅぅ！！！」

『うっわあ…』

「中の人すごい嫌そうな顔してるんだけど…」
「てか、鼻フックって…同意したの本当に？」

「と、当然！やってみたいって言うからっ…！！」

「すみれちゃん何やったのか教えてくれないかな…
何が部長の逆鱗に触れたか知れないと怖くて…」
「すみれちゃんは何もしてないってば！同意の上のプレイ…」

「もうアッキーと、外回り行ってきま～す…」
「ああっ…」

「そんな顔するから変な誤解受けちゃったじゃない！！
もう愛玩動物としての価値無いから食べるよ」

「んんーっ！！！」
(…なーんて。何人かにこれ見せて牽制しとけばいいかな？
逃げ出したすみれちゃんはもうちょっといたぶってあげるけど)