エスケープその2

部長相手に舐めたことやってる新入部員美咲ちゃん
今度はこんな事になってます

「みーさきちゃん」

「あ、稲城先輩…お先に失礼しま」
「待って待って美咲ちゃんマジシャンでしょ?
拘束脱出マジック教えて?」

「教えてって…」

「スリープサック拘束からの脱出教えてよ。」
「えー…」

「トリックも商売道具なのでレッスン料金取りますよ?」

「しょうがないなあ300円ね」「は?」

「マジック作家ナメてます?
タネも仕掛けもない寝袋から脱出するの300円程度で教えられるわけないじゃないですか」

「え…いくら?」

「30万です」

「…じゃいいよ。じゃあね。誰かとラバーでギチってくる」ぷいっ

(3万や3000ならオマケしようかと思ったけどその額舐めすぎ…!!)

(…そうだ!)

「しょうがないですね…私まだ新米ですし、お近づきの印に教えてあげますよ」

「ほんと?」

「もー志摩ちゃん大好き」

「えっとスリープサック取ってくるね~」

(ちょっろ)

(大ウソ教えられて身動きできなくなるのにね~)


「むぐむぐ…」

「せんぱ~い…マスクしなくたっていいじゃないですかぁ…」
「もごもご…」

「着るとき全身の力思いっきり抜いてましたよね?
一気に全身に力入れてスリープサック押し広げて下さい」
「…ふんっ!!」ギギギギ…

「ん…んっ…!?」フシュッフシュッ!!
「どうしましたか?もっと筋肉を膨らませるようにグッと広げて…」

「ふっ…ふぐう!!」
「がんばってくださいよ 隙間できればさっきの方法でジッパーの金具に指が届きますよ?」

(なんて言ってるけど着る段階で力入れてないからもう詰んでるんだけどね
…っていうか革ならまだしもゴムの脱出普通ムリだし)

「うっ…ううう!!!」
(ああ…ゴムの芋虫になった先輩いい…
威圧感出してたのに可愛くもない姿で半泣きしててたまんない…)

「せんぱーいまだ動けないですか?」
「ううう…」

「ちょっと私お手洗い行ってきますね~(帰っちゃうけど)」
「ん!?」

「むー!!!」

「んっんっんっ!!!」


「はー楽しかったね」

「不便だよね~私(中の人)は生身で電マ持つ事すらゆるされないから」

「でもそっちは喋れないのもっと面倒だよね。声出せないし」

(蜜柑ちゃんに電マしてもらえるだけで幸せだよ…)

「シュコー…シュコー」
「あ」

「ゴムの塊が寝転んでる…」

「…ちょうどいいタイミングで電マが」
「パトラちゃん、マズイよこの声副部長…」ヒソヒソ

「助けてあげる手間賃だよ?」

ブイイイイ
「う!!ううっ!!」

「あ、ほんとに副部長だ♥」

(オレ副部長の顔にまたがってるけどあとで窒息死させられないよな…)

(オレ胸の谷間の空気嗅がせてるし…)

動けない状態だったり目隠しされていたら容赦なく食われる
それが胡桃学園の演劇部です。
しょっちゅう拘束される部活ってどういう所なんだか


「鼻いったぁ…」

「ごめんなさい…」
「翔太君も反省してますから許して下さい。ね?」

「翔太君はいいよ…」

「顔騎させたの蜜柑ちゃんでしょ…」
「えへ。バレちゃった」

「バレちゃったじゃないでしょ…あとでバキュームだからね」


「っていう事で美咲どうにかならない?」
「そういうの待ってました。一緒に手を組みましょうよ」

「どういう感じで行けばいいのかな」
「外堀から攻めればいいんですよ。美咲の大切な物を攻めれば。」

「ねえさ、美咲を直に攻撃すればよくない?」

「えー部長にバイブ刺されても反撃したらしいし
真みたいに死ぬほどイかせてもダメだよたぶん」

「ああそっか…そうだね…うん…(ヤバい…真襲われる…)」

  1. いつも楽しく拝見させてもらっています。
    パトラ様がゴムミイラを新たな使い魔に(違
    ここ最近は副部長がひどい目に遭わされているので
    ここらで先輩としての威厳を回復してほしいと応援します。

  2. なんだか美咲ちゃんは最近どんどん凪沙っぽくなってるよう気が…
    もし部長が卒業したら、美咲ちゃんがその後継者かも(ただの妄想)

  3. >danqeさん
    毎度ありがとうございます~
    この2人がそろったらラバーミイラがいても良いですよね~
    先月はむしろひどい目に遭わせていた側ですが
    今回は副部長言うほど非が無いですからねえ~

    >都さん
    美咲ちゃんは着ぐるみに対しての愛がまだちょっと薄いんですよ
    部長むちゃくちゃやってますけど、表では愛を込めてキャラになりきってるんですよ~
    ご覧に入れる機会無いので変態人形使いのイメージになっちゃいますが(

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