全力八つ当たり

美咲ちゃんにガチ切れした副部長と蜜柑
果たしてどういう仕返しに出るのでしょうか…

翌日のお話です

「ねえ、真ちゃん図書委員の仕事は？」
「早く終わったからストレッチと振り付けの確認しに来たの」

「それより…」

「うう…」
「やめときなよ…
森川先輩と1回もイかないで一晩過ごせたらエッチしていいとかムリでしょ…」

「ギチギチの服でも興奮してたのに…」

「お尻やられるのヤバいんでしょ？」

『メイプルちゃーん。そろそろウチ行くよ～？
真ちゃん準備できてるか聞いてくれる～？』
「準備できてますよ～もう限界みたいですけど」

『オッケーじゃ、いこっか～』

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(さってと…私も着替えてと…)

「んむっ」

「…ん？」

「んっ！！マスクになんか付いてる！？変な匂いが…」

「うぁ…なんでこんな眠くなるの…」

「すぅ…」

「寝たみたいだね？」

「ぐっすりお休みのようで」

「蜜柑ちゃん…」

「ヤバくない？…今回部長にバレたら前回以上のヒドい目に…
フィギュアにされてバラバラにされるかも知れないよ…」

「今回そんなヘマしないよ」

「部長は仕事の外出で絶対来ないから
副部長が練習中止宣言してうるさそうな先輩もいないから安心して拉致できるよ」

「ら、拉致なんだ…」

「蜜柑ちゃん…どれぐらい拉致る気？」
「5泊くらいやろうかなって思ったけど
双葉先輩と美咲がうるさそうだから2泊にしとく」

「本当に大丈夫かな…？」

「前回同様口使えなくして鼻にチューブを入れて…
あと今回はイヤホン耳に入れて私の新曲を爆音で聴かせてあげる」

「で、顔をガッチガチにして…」

「蜜柑ちゃん、この前こんな事してたの…」

「そうだよ？真って水と栄養ドリンクとシャンパンだけで
呼吸制限しながらエッチなこと5日間耐え抜いた超人だから大丈夫」
「う、うん…」

「そんでラバーマスクを被せて完全密封～♪」

「ねえ蜜柑ちゃん、本当に大丈夫？
真が死ぬことより蜜柑ちゃんが人殺しになっちゃわないか心配で…」

「大丈夫だって。っていうか今回まだやるから。私の好きなヤツで」
「え？まだ？」

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「蜜柑ちゃん、ほんと殺しちゃうって…」
「翔太君…信用してくれないの？」

「いや…そういうわけじゃ無いけどさ…」

「んう！！！むふううう！！！」

「今回は流石に輸送前に起きちゃったね～
でも良くない？悶え苦しむミイラって」

「むぐうううう！！！」
「うるさいからとっととしまおっか」

「うううう！！！」

パタン…

「これで輸送準備オッケイ♪」
「えっと蜜柑ちゃんが持ってって、僕はお手伝い呼ぶんだよね？」

「そうだよ」

「蜜柑ちゃん、素顔で行ったら色んな意味でヤバいよ…」

「だから今回はウィッグ持ってきたんだよね」

「ほらこれで猿橋先輩だよ～」

「お、本当だ。これなら蜜柑ちゃんだってバレないね」

「最悪の場合猿橋先輩に全部罪なすりつける気だよ
こういう事よくやってるからご心配なく♪」

「う、うん…(ん？よくやってる…？)」