ちょっと遅めのバレンタイン回
今年は真ちゃんのいじめられ回なのですが
フリが長くなりすぎて今回フリだけで次回以降が本編でございます
「ちょっと…調理室に戻してよ…。まだ作り終わってない子居るのに…」
「あ?」
「うるせえ。お前今マン○あんだからチョコよこせよ」
「絶対イヤ。こんな事するなら」
「真ちゃんすっかり女の子してるなー。アソコがヒクヒクしてるし。」
「イきたいけどガマンしてるのよーくわかるね」
「てか、なんで拍達がマスクしてんの」
「見てわかるだろ」
「ムービー撮ってるからだよ」
「うっ!?」
「あー、でもご心配なく。ウチらで回すからネットに流さないし。万が一のために真の周りを白黒にしてボカすから。」
「ボッコボコにしてる動画ネットに流してニュースになってるけど、ただの暴力よりヤバいからねー。流したらここに絡んでるのみんな退学だし?」
「お前板みたいな体しておいてガッツリ感じてるんだな。…チョコ寄越せよ。お前のチョコ校内で評判いいからさあ」
「だったら作りに戻してよ…」
「オレらに作るのか?」
「こんな事されて気持ち込めて作れるわけないでしょ…」
「ああ~じゃあ手伝いにも行けねえなあ?」
「あのー…私チョコ持って来てるから真ちゃん放っておかない…?せっかくチョコ用意したし、あげるために女子になって来たのに…」
『ダメ!』
「いーい?結構真ちゃんスウィーツについてはガチなんだよ?アドバイス受けた調理部がケーキ作りで全国大会行ったくらいだし」
「それにリーダーに手を煩わせるの申し訳ないし!」
「り、リーダー…?」
「バンドでもリーダーでしょ?それに私達の中では演劇部歴長いし、男も女の気持ちもわかってるから頼れるし!」
「いや…言うほど女の子の気持ちわかってないよ?(私マジでなんでここまで奉りあげられてるんだろ…蜜柑ちゃんと付き合ってるからかな…)…て言うか私のチョコ受け取ってよ…」
(真ちゃん大丈夫かな…?)チラッ
(アイツ…!!!)
(あー!!マジで水橋嫌い!!蜜柑が絡むと見殺すし、私がいたバンド空いてる所すんなり入って乗っ取るし!コイツらのリーダーポジについてて…少しでも一時期いい雰囲気になったのホント私のバカ!!)
「いいな~しかめっ面しながら悶々としてるの。なんかもう俺チンコバキバキになって来たから男子便所でヤろうぜ?」
「そうだな。真今でも男子便で用足してるから男子便行っても自然だし。…今真が男だったらチョコもらう必要ねえんだけどな。」
「ほら、男だと言う証拠に射精してみろよ。ローターいっぱいつけてサポートしてやってるだろ」
「そろそろ終わりませんか~?」
『!!』
「…後ろ?」
「美咲だよね今の声…」
「…あ、いた!」
「何で気付かないの真っ正面にいたのに」
「じーっくり見せてもらったよ?」
「お前なんで真助けなかった?」
「え~だってさぁ…」
「前アメちゃんに言ったんだよね。バレンタインは一緒に居てって。
なのに今回も懲りずに他の女の子にチョコ作り教えに行ったし…?
許せないから放っておいちゃった」
「朝からずーっと私と居たらさらわれなかったのにね。ばーか。」
「そんな…!」
「今日一緒にいれるように2日前からみんなの手伝いしてたんだけど
どうしても間に合わなかったから朝だけ…!!」
「あーあ。とうとう唯一の味方まで怒らせちゃったな。」
「あり?そう言えば蜜柑居ないけどどしたの?
いつもツルんでるよね。もっとエグいのやってると思ったのに。」
「こっちが聞きたいわよ。」
「わぁ…蜜柑ちゃんにチョコあげられるように女子になってまで…すごいな~」
「ほっといてよ!」
「ねーマジ知らない?居たら真ちゃんいじめるの、私今回は公認してあげるのに。」
「知らないって!…来るはずだったけど」
「…まあ、教室で万が一アメちゃんいじめるの荷担してるのバレたら
蜜柑ちゃんの芸能生活終わっちゃうしねー?」
「てか付き合って芸能生命終わらせに行ってたっけ翔太ちゃん?」
「…何?やるの?さすがに8人相手じゃ勝てっこないでしょ?
ナイフ持ってようがこっちに真ちゃんいるし」
「そんな喧嘩腰にならないでよ~。
今回は別に私そんなつもりで来てないから~。」
「じゃあそのナイフ何なの?」
「お守りだよ~。これないと安心できなくって。」
「あんまり持ち歩かないでよ。物騒だから」
「え~…」
「あ、そうそう。みんな流香先生が呼んでたよ」
「…流香先生?」
「うん。」
「だからみんな流香先生の所に連れてってあげる。」
『!?』ドサドサッ
「…え!?」
「えっ…!?」
「気づかなかったでしょ?教室入る前に全員にスマホひとつで電流が流れる電極貼っといたんだよね。…みんなニブくない?」
「んでね、私が持ってるスマホでビリビリーってやると…」
「ちょ…待っ」ドサッ
「はーい、一丁あがりーっと。…このナイフもオモチャだし。回り込んでシール貼れるくらいだしね」
「みーちゃん…」
「…」
「ゴメン…」
「ばーか。裏切り者。」
「裏切ったわけじゃないよ!!」
「これ、わかるよね?アメちゃんにも…」
「い、いや…!!」
「平気だよ。私も試しに電気流したら目の前真っ赤になって、『死ぬかも』って思う前に意識なくなるから。」
「アメちゃん、おやすみ。」バチィッ!!
「…!!」
「アメちゃーん?寝てるよねー?」ドスッドスッ…
「美咲…。…さん…」
「あー、忘れてた。蜜柑さあ、着替えたい?」
「こんな所でこんな格好見られたら学校どころか芸能界居られない…」
「バラエティやドラマで好きで縛られてたのに?いっそマミーアイドルとして売って行けばいいんじゃない?」
「あの…着替え…」
「ごっめーん。蜜柑襲ったあと脱がしたのは部室に置いてきちゃった。あ、首のプレート隠すのナシ」
「あー、ついでに蜜柑ちゃん、部室まで遺体乗せたカゴ押して先生に渡しといて
まだ早い時間だし、多分間に合うかなあ?」
「は、早く!」
「さーてと。じゃ、アメちゃん連れて帰ろっかなあ」
「え、授業は?」
「あ~…昼過ぎまで最寄りに来る電車止まるから丸一日休校だよ?」
「止ま…えっ!?」
「昨日駅で人混みに押されて安物のモバイルバッテリー落としちゃったんだよね…。特にむちゃくちゃ安いの買ったから派手にイっちゃうんじゃないかなぁ…ヤバいよね…」
「ま、またテロ起こす気…!?てか昨日って事は真がバレンタイン一緒に居ないの見越して…?」
「私に絡んでるヒマあるなら早く運びなよ~。電車止まっても地元民のコは一応来るから変態女ってバレる前に」
「ひっ!!」
拍君達へ
君らが真君イジめると枚数と時間がかさむんですよ
群れないで下さい