今年も苦いヤツ2

ひなまつりの日にバレンタイン回の続きでございます
やりたかった事の仕込みがかかっちゃいましたね

(…エレベーター使えるからラクだったけど誰にも見られなかったのに恥ずかしくて死にそう…パトラとほとんど同じだけど顔出てる分…)

(重かった…)

(…でもこの状態、先生になんて言おう…)

「あら蜜柑ちゃん…。…ってその格好、美咲ちゃんにやられたのね。他の子もこっぴどくやられたのかしら」

「先生！てかなんで制服を…」

「たまにはね？あ、そうそう。まだ電車止まってて休校になったわよ。」
「…マジですか？」

「昨日から変電所の火災で運転見合わせってニュース知らないの？まだ復旧しないから…」
「あ…」

(あいつ…！爆弾仕掛けたとか言っておきながら…！)

「で、蜜柑ちゃんは夕方入りの仕事、もう朝から現場入りしてくれって。」
「え…みんなは…？」

「チョコっとお仕置きするのよ。美咲ちゃん許すって言ったけど大ウソで全然許す気無いから、教育的指導させるために私に預けたの。」

「で、私も新型のお仕置きマシーンで遊んでみたくてね。…あん。タイツに貼ったネイル取れちゃう…」

「私は…？」

「未遂だから。美咲ちゃん、悪い事する前なのに縛ってイジめてゴメンって。あなたの所属事務所がタクシー回すから早く着替えなさい」
「はーい…」

(うー…、またみんな見殺すみたいな感じになってやだな…とは言えこの場面助けられる感じじゃないし…みんなになんかお返ししなきゃね…。)

(さーてと)

(そんじゃ…)

(チョコの具材届いたし作りますか。汚れちゃうから作業衣に着替えてと。)

(8個も作らなきゃならないから大変よね)

(晶ちゃんのスーツ着用ポッドをチョコレートフィギュア製造機に改造しちゃったのよね。)

(呼吸マスク付きのインナー着せないと窒息しちゃうのがね…面倒よね。)

(じゃ、スイッチオン)

(うん。下地のラバースーツ着用完了。中の人の保温とチョコ塗らなきゃいけないから断熱しないとね)

(じゃ、次)

(チョコレートGO☆)

(オッケーね。これでよし。)

(…これまだ7個作らなきゃならないのよね。大変大変。)

「…んぐぐ！？(うわ！？何だこれ！！苦しいし身体固まってるし！！…ん？なんかゴム以外にすげーチョコの匂いが…)」
「あらあら。起きちゃったみたいね。」

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「昨日のまこぴーが1日前倒しでくれたチョコ美味しかったよね～フリルエプロンしながら渡した時の表情込みで今でも鼻血出ちゃいそ～」
「聖子…もうマコト読みでニックネームつけるの良いけど、頻繁に変えるのやめて。それにシンちゃんがチョコ渡す時に申し訳そうな顔するようになったの、聖子のせいだからね？」

『んー！！むぐー！！』

「うわ！何これ！」
「すごいね…これは～…」

「食えない系のチョコだけど、この人数やったのすご…」

「でしょ？」
「あ、先生おはようございます。」

「…で、この集団芸やってるのやっぱ2年？」
「違うわ。新入りの1年たちよ。その真ちゃん苛めてたからお仕置き♥」

「はー…男子も混ざってるんですね～」
「ラバーとチョコの2層構造…先生素敵～」

「8人固めるのも楽じゃないのよ？寝ている子達を服脱がせてインナー着せてポーズ付けて…」

「喘いでる子いますけど、なんかヤってます？」
「いや特に？変な薬はいれてないから感じてる子は目覚めちゃってるワケね。」

「わぁ…にしてもケースの中チョコくさそう…」

「これ食べても大丈夫ですか～？」
「明日剥がしたの食べさせてあげるわ」

「聖子、ラバー越しとは言え身体にくっついたチョコだよ…？」

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てなわけで8匹のチョコデビルたちをお楽しみください

で、中の人の様子
苦しさと目空けてもしょうがないとの事で目をつぶってる子多数です