3で終わるはずが美咲ちゃんがあまりにも酷いので
フォローの為に4話目です
またこの話が厄介な事になりまして
(翔太君達がヘンな噂してるから心配で見に来たけど…ちょっと揉めてるのかな…)
(にしても入り口からここまで気付かれてないから相当話に没頭してるようだね)
「よう翼」「どしたのばっさー?」
「…真君が男口調で僕を呼び捨てにするの久々でちょっと感動してる」
「いやさ、美咲ちゃんが蜜柑ちゃんに動画送ったって話でちょっとザワついてたから
二人とも大丈夫かなーって。なんかリアルヒトイヌにするみたいな事聞いて心配で…」
「僕が近づく前になんか揉めてるようだったけどアレは何?」
「ああ、あれ…」
「いや、口が痛くてメシ食べづらいから夕食おかゆでいいかなって」
「アメちゃんがいつもご飯作ってくれるからってそれはあんまりだなーって…」
「なんかずいぶん平和な話だね…」
「みーちゃんも落ち着き取り戻したし、蜜柑に送った動画撮って送った後に更に事件があってさ
そのおかげでもうオレには暴走しないって言ってる」
「…真君限定なの?」
それは真がチョコ拘束から解放されたあと、
トランプの的となり傷ついた体を美咲ちゃんに弄ばれていました…
「…涙流してるけど、イヤならやめてあげるよ?」
「ううん。もっとやって…」
「みーちゃんに痛い所触ってもらうと、私が悪かったんだなって実感できるから…」
「そっかそっか。もっと反省したいんだ?」
「じゃ、もーっと反省させてあげる?」
(みーちゃん相手だから耐えられるけど、このプレイ一番ツラい…単純に痛いし…)
(でもみーちゃん相手にイヤなんて言えない…。触らないでなんて言ったら嫌われるだろうし…)
「ねーアメちゃん。」
「お兄ちゃん呼んでもいい?バレンタインだし会いたいなーって」
「う、うん…いいよ…」
(あれ…そう言えば私に残ってるダメージって、みーちゃんのお兄さんが憑依したらどうなるんだろ…
体の色々な所変化してるみたいだから治るのかな…。治ってなかったらヤバいかも…)
「ぷはっ…」「…お兄ちゃん!?」
「痛ってえ…真君がこんなに傷ついてる状態で呼ぶなよ!!
トラックに一瞬で潰された時より痛てえよ…!」
「わ~私本当にお兄ちゃん呼べたんだ~?
筆談ばっかで今までアメちゃんが演じてると思ってたのに~」
「宿主が知らない事いっぱい話してただろ…って言うか抱きつくな!傷に触れて痛い!!」
「すー…はぁ…お兄ちゃんとアメちゃんの汗と涙が混ざっていい匂い…♥」
「みさ、いい加減にしろ…!!お前オレに死の苦しみまた味わえっていうのかよ!!」
と言う事で、故人のお兄さんまで顔出しです。
志摩正貴(まさき)と申しまして、
胡桃学園入学間もない頃、すみれさんとヤった翌日に交通事故で亡くなった方です。
「ミサ、お面返して筆談させてくれないか…素顔でメイド服って恥ずかしいんだけど…」
「せっかく顔見れたんだから直にお話しようよ?」
「そりゃしゃべった方が早いけどよ…て言うかオレの面その体勢で抱えるのやめろ」
「四六時中オレの骨壺抱いてたの思い出すんだよそのポーズ…見てたんだぞオレずっと。
ハタから見てるとマジでこえーんだよ」
「だってお兄ちゃんがいなくて寂しくて…」
「…なにそれ。私がおかしいって言うの?」
「オレいなくなって壊れただろ。オレを呼び出すとか常人のやる事じゃねーし。」
「そうかなぁ…」
「…そうそうカードぶっ刺しまくった件で話がある」
「ミサさぁ、真君どんだけミサの事好きなのかわかってんのか?
嫌われたくないからって傷だらけの体触られても耐えてたんだぞ…」
「あれ…アメちゃんがドMだと思って…」
「そりゃ好きなミサ相手だから気持ちよがってる所もあるけどさ…
あと手足切り落としてヒトイヌにするとかそんな事言うならオレもう来ねえぞ?」
「え、そんなのやだ…」
「生きてる人の体借りるの気が引けるし…」
「ごめんなさい…もうしないからまた来て…」
「だったらもうちょっといい子になるんだぞ。あと真君束縛するのもそこそこにしとけよ。」
「…と言う事なんだ」
「ばっさー…これ信じてもらえると思う?」
「まあ無理だろうね…真君が性別変わるのも部員とクラスの子以外認知度低いし、
まさか死人呼び寄せるとか誰が信じるんだか…」
てなわけでお兄さんに直々にお説教してもらいました
まともになったかどうかは今後にご期待下さい