トラブルメーカー

前回やらかした早矢さん
どうにかしようと頑張ります。

「はぁ…重かった…」

「さーて…持ってきたのはいいけどどう起こそう」

「て言うか…この子のマスク、明らかに部長が作ったよね…
普通の子はレベル高くてもドラッグストアの立体マスクだし…」

「んっ…ん…」

「ここは…？」
「大丈夫？」

「…！！！！」

「きゃああああ！！！」
「あ、マスク被りっぱなしだったの忘れてた。」

「つか、この子もこの顔苦手なのかな…」

「何今の悲鳴！！」
「やっば！！この現場抑えられたらヤバい…！隠れよ！」

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「わ！？」
「え…何してんの…？」

「忍がなんで演劇部のロッカーに居て気絶してるの…？」

「へー、ニンニンって白い下着なんだね～」
「気絶中になんて事してるの…」

(この2人なら…ごまかせるよね。いっとこ)

「な、なになに？どうしたの？」
「あ、早矢ちゃん！忍がこんな所でなぜか気絶しててさ…」

「早矢ちゃんが連れてきたの？」
「いや、知らない知らない。…ていうかシノブって何？この子？」

「え？知らない？体育科で新体操部の戸隠忍ちゃん。
名前を部長に目を付けられてくノ一キャラ強要させられてるんだよね。」

「うわ…かわいそ…」
「でも私が退部した後、この子がエースなんだよね。部長が10日で育てた」
「凪沙って何者…」

「う…あれ？キャプテン？」
「今私キャプテンじゃないでしょ。」

(さーて、どうしよう…そうだ。酷い目にあわせた鬼畜眼鏡になすりつければいいかな。キャラの生みの親だし、私のSAN値削りに来たし。動機に十分かな)

(…ん？さーやなんか様子おかしい～…気絶させたのさーや？)

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「ホームルームが終わって、3-7前のトイレ行って、
洗面台で手を洗ってたら後ろから制服を着た青い顔のバケモノが…」
「青い顔のバケモノ…」

「…あのポスターみたいな？」
「そうです。おでこにあんなマークがあって舌を出して2本角が生えてる…」

「ああ…やっぱりウチの部の誰かの仕業だよね…。」

「あの、聖子…何？」
「なんかさーやの髪湿ってるな～って。あとなんかえっちな感じがするんだよね～」

「…ワキくすぐろうとしてない？」
「いや～？逃げないようにしてるかな～。」

「なんか怪しいんだよね～。急にさーやがソロで出てくるとか。
いつもナナとつるんでるのに今日はなんで1人なのかな～？」

(うう…完全に怪しまれてる…逃げとけば良かったかな…)

「あれ誰だったんですかぁ…」
「このマスク管理してるの逢音ちゃんなんだよね…。逢音ちゃん他の人驚かすようなことするっけ…」

「逢音はするよ。私もひどい目に合ってるもん。結構ドSな所あるから試してたんじゃない？」
「さーやがひどい目に合うのは自業自得なんじゃないの～？この前もアイにゃん怒らせてたし～」

「…聖子ぉ、疑うにしてもなんか私に当たり強くない？」

「しつれーしまーす。」
「お？」

「ども。早瀬さんと同じクラスで風紀委員の赤城妖(あかぎあやか)です。」

「演劇部に二つほどお知らせがあって参りました?」

「なになに～？」

「まずは…あれ？ミーナ…水上ちゃんいないの？
なんか最近来てなかったけど今日登校してたよね？」

「ウチの部長なら職員室に呼び出されてるからしばらくするよ。そちらの委員長も同伴してた。」
「ああそうですか。わかりました。」

「ではもう一つ早瀬さんに…」

「ん？」

「3年7組の教室前の女子トイレに早瀬さんの生徒証落ちてたのでお届けに参りました～」
「！！！」

「私も用を足してたら手前側のトイレで変な声してたから怖くて出るの待ってたんだけど、そこに落ちてたワケ。入る時には無かったし、あの独り言さーやだよね？」

「…さーややったの～？」
「マスク被ってオナニーしてたんだけど脱ぎ忘れてた。」

「腰打ってたらどうする気なわけ?？日本代表なんだよ?」
「…ごめんなさい」

「ついでに私に罪なすりつけようとしていたでしょ。」
「うわ逢音…」

「…あれ、生駒さんそんなメガネしてた？」
「スペアよ。度が低すぎて使えた物じゃないけど。
この間、早矢さんに汗流して欲しいって頼まれてシャワーに連れて行かされたんだけど」

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「私が脅かしたおかげですっかりビビリになっちゃってね
目をつぶるの怖いからって、身体洗ってあげたのに」

「股間触るなって言いがかり付けて」

「眼鏡奪って」

「投げ捨てたの」

「しっかりバキバキに割れて
早矢そのまま逃げたから酷い目にあったわ」

「…さーや…」
「ごめんなさい…」

「とりあえず部長待ちだねこれは～逃げないようにしないと～」
「え、どうすんのこれ？部長の許可無くキツい拘束勝手にしちゃ駄目なんだよね？(秋」
「キツくないけどおそらく逃げられない拘束はあるよ～」

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と言うことでヘビーローテーション気味のこのスウツで拘束です

「妖…だよね？なんでパンダの着ぐるみを？」
「いや、せっかくこの部室に入ったんだからなんか着たくて。めっちゃ暑いねこれ。」

「ハミ毛してると部長来たら怒られるよ？」
「いや一番怒られる人いるからいいよ」

「森川さん、ずいぶん早瀬さんに厳しかったわね？」
「ニンニンには新体操部時代にお世話になってたからね～。
アッキーナとレオタードで悶々としてるの他の部員から怒られてたの、庇ってくれたし～」

「アッキーナが新体操やめた理由私だって言われてさ～、そこをなんとかしてくれたのもニンニンだし」

「いまだに私が新体操やめたの聖子のせいだって言われるのがね…。私が変態なだけなんだけど。
そのおかげで部長に忍の存在知られちゃって迷惑を…」

「いえ…このキャラのおかげで有名になれましたし…。」
「まあ、本人がいいならイイのかな…。」

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てなワケで話の度にまた生徒が出てきちゃってますが、
これまでモブポジションだった子なのでまともな出番ができたと言う事で。

こちら3年の戸隠忍(とがくししのぶ)さん。3年ではかなり控え目な性格です。
強化指定レベルの秋奈が演劇部に移籍して引き抜いたような凪沙さんが申し訳なく思い、
名前が「いかにも」な忍を10日間の魔改造で育て上げて秋奈の穴を埋めたそうです。
その引き替えに凪沙さんが萌え萌えできるよう常日頃からくノ一キャラを強要お願いして演じてもらってます。

この格好で試合にも出てるので、海外方面で話題になって
結構美味しい事が多いし、凪沙の性的な魔の手は伸びないので悪くはないとの事です。
今回初登場ではなく以前はこれとかこれの時に出てました。

風紀委員の妖さんは委員長が到着次第まとめてご紹介します。