大目玉

年号変わる前にやりたかったのですが年号変わっちゃいました

さて逢音さん、響矢君に例の部屋に呼び出されております。
「生駒先輩おはようございます」
「あなた何時だと思ってるのよ…」

「午前2時です。」
「なんでこんな時間に起きなきゃいけないの…愛理ちゃんも寝てるじゃない」

「そうは言っても夕方からこの部屋に潜んでもらって休んでもらったじゃないですか」
「眠いものは眠いの」

「で、愛理ちゃんどうするの?」「…ほえ?」
「生駒先輩が量産した新コス着てもらおうかと。」

「…え、着るんですか?」
「そのままウトウトしてていいから。」

「と言うわけで着せてみました。」
「あら、結構マスクにフード合うじゃない。」

「でも僕から1個追加パーツ作ってきたんです。よいしょっと」ガショッ

「な、なんですかこれは!?」
「目玉を前面に出して化物感強くしてみました♥」

「鈴鹿さん、息苦しくてちょっと目覚めたでしょ?」
「あつい…」

「前ちゃんと見えてるでしょ?」
「これ、視線変えると眼球も回る…」

「重ねて被せて苦しがってるの楽しいなあ…」
「やめて下さい…」

「イヤだったら脱ぐ?」
「脱ぐって言われても…」

「え~脱いじゃうの?」

「條辺君、これ何個か作ってる?」
「ええしっかり。部長に内緒で。」

「と言うわけで先輩にも着てもらいましょう」
「鈴鹿さんまた二度寝しちゃってるし…」

「鼻に呼吸チューブ入れてるのは?口にも小さめのチューブあるけど…」
「生駒先輩にはアイネさんの面被ってもらって、昼頃まで着てもらうので耐久仕様です」

「ふーん。…アイネの衣装サテンでスベスベだし水上さんの顔だから着てて楽しいし…慣れてきたかしら」

「先輩、相変わらず僕の胸見ますね。視線気になるからお面被って下さい。」
「…そうね」

「この顔の下で女の人が布を何枚か被ってると思うと興奮しますね…」

…最近私も他人の重ね着見るとそんな気分。もちろん男子の。
「ああ、いいですね~。その声がくぐもった感じ♥」

「この間のようにフードを被せて…」

「ついでにアイネさんにもマスクを二重に…」
口からの呼吸薄くなる感じ…いい…♥

「鼻からしっかり呼吸して下さいね。これから口からの呼吸はアテになりませんから」カポ

「どうですか?バケモノのアイネさん。」「…私不気味?」
「ええ、なかなか。」

「外から見ると不透明な物を重ねているのに結構見えるモノなのね…」
「アイネさん、その目でみんな驚かせてみませんか?」

「いいわね。…鈴鹿さん。」

「鈴鹿さん、起きて。ミサを始めるわよ。」

「ん…」

「わっ!?…先輩ですか!?びっくりして目が覚めました…」

「ふふん♪」「先輩…じゃなくてアイネ様。」

「アイネ様用に小道具作ってみたんですけどいかがでしょうか?」
「あら、いい感じじゃない♥」

「これで邪教の伝導者っぽさが出ていいわね」
「良かった~。じゃ、部室の宿泊室で寝かせてる子達驚かせましょっか」

「で、その子達も染めて、最終的には早瀬さんを驚かせましょう」
「アイネさん、今回あの人何もしてないんですけど…ま、いっか。」


「みんなおはよ。もうゼンタイスリスリやりたいから起きてもらっちゃった。」

「響矢君バカなの?時計見たら朝3時半じゃん…発情期にもほどが…」
「私朝早いロケ何度かあるけど、こんな時間にたたき起こされた事無いんだけど…」

「蒼依なんて寝ぐせボサボサでまた寝ちゃったし…寝ていい?揉んでいいから…」

「まあまあ。後ろ見て」『後ろって何が…』

『ぎゃあああああああ!!!』

「な、何この目玉…生駒先輩!?」

「とうとうアイネさんをバケモノにしちゃいました。」

「どう?目覚めた?」
「覚めたよ!!こっから出たら夢に出るから寝たくない!!」

「にしても神峰さんまだ寝てるなあ…ちょっと2人も変身しない?仲間になれば怖くないよ。」

「そういえば2人いるけど…片方愛理ちゃん!?…まさか愛理ちゃんに脅かされるなんて…」

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