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前回現れたこの女性。どちら様かというと…

(アタシのワゴン乗ってるんだから流香先生かと思ったら…)

「声でわかった?私だよ。お姉ちゃんのぼたんだよ。お久しぶり」

(アタシの姉貴かよ!!しかも声くぐもってるってマスクしてんのか!?)
「いやー保護者面談、お母さんの代わりに出ろってはるばるやってきたらすみれちゃん可愛くなっちゃってまあ」

「んむぅ!!んむぅ!!(やめろ見んな!!恥ずい!!)」


「ぼたんさんが私と会話できなくてめんどくさそうだからルージュ解除しました♥」
「ここ来るの久々だなあ…私中学卒業したら実家の旅館で働き始めちゃったし。」

「なんで実家思いっきり旅館なのにこっち住んでたんですか?」
「旅館業以外にも両親は色々ビジネスしててその都合でね。用が済んだからみんな帰るつもりだったんだけど、すみれちゃんだけ帰らなかったんだよね」

「凪沙ちゃんと離れたくないから残りたいってね」
「え、本当ですか!?」
「んむぅ!!んむぅ!!(喋らせろ!んなわけねえだろ!!つーか何レーシングスーツ着てやがる姉貴!!)」

「すみれ、あんた怒っていい立場?凪沙ちゃんに模試の英語負けたとかお母さん聞いたら里帰り不可避だけど?」
「まあまあ。私はスーツアクトやスタントで海外行くので英語できますし。」

「それでも文法勉強しないとダメなんでしょ?全然勉強できない凪沙ちゃんに負けたとか」
「…ぼたんさん、私のことバカにしてますよね?」

(旅館で働きたくねえからこっちずっと住んでるのに…)

(あーでも実家に住んでたら凪沙と絡まなくて済んだのかなぁ…)

「でさ、ぼたんさんってバイクレース出てるんだよ。私もサーキットで久しぶりに会って初めて知ったんだよね」
「若女将やってるから草レース程度だしなかなか出られないんだけどねー。凪沙ちゃんが小学校の頃に天才美少女ライダーとかニュースで見てすごい格好良かったら私もと。」
「それは光栄ですね」

「って言うか一緒に出たレースで凪沙ちゃん救急車で運ばれてたよね?…なんでそんな無茶やるようになったの?」
「私丈夫ですから」「そっちはチームあるんだから大事に乗ろうよ」

「せっかくだから従業員の皆さんにスミレちゃん見せてあげたらどうですか?」
「いいね。ビデオ通話でかけてみよっか」

「お疲れさま~。休憩中ごめんね~。今すみれちゃんの家に来てるんだけどさ」
『わ!?今写ってるのもしかして中身すみれちゃん!?』

「そうそう可愛いでしょ?」

(ちょっ!!やだ!!中身バラさないでよ!!)
『うわ、慌てててかわいいー♥』

『前にお友達連れて来た若女将の妹さんですよね?男勝りの感じから想像もつかないキャラクターしてますね』
「でしょ?」

『かわいい~。今度うちの旅館に来て欲しい~』
「だってさスミレちゃん♥」

『そう言えば若女将バイクでそっち行ったらしいですけど、若女将のレーシングスーツ姿も見せてくださーい』
「あー。だったらライダー友達の子がご当地ヒーロー化できるメット作ってくれたからそれで…」
『え?そんなの作ってるんですか?』


「と言う事でぼたんが牡丹になってみました」
『うわ、若女将ブタじゃないですか!!』
「今言ったの誰?バイクで突進されたい?」

「ついでにライダーやってる凪沙です」
『あー!若女将が勝ったレースの終盤に大事故起こした子!?』
『壁に大激突してたのに!?』『火達磨になってたのに!?』『生きてるし!!バケモノじゃん!!』
「ぼたんさん含めて旅館の人失礼ですね…」「あの事故はみんなそう言うって…」

『で、この部屋すみれちゃんの部屋?』『可愛いし、壁の写真着ぐるみ?』
『中身男の子…これもしかしてすみれちゃんのボーイフレンド?』
『中身の子で悶々してるなんていい趣味してるね~』

(ああああああああああ!!!!ハズいハズいハズい!!!顔が焼ける!!!)

(2重に顔隠れてるけど顔見せらんねえええええ!!!)

お姉さんのせいですみれさん大炎上でしたとさ。

てなわけでこちらは双葉ぼたんさん。
すみれさんのお姉さんで実家の旅館で若女将を務める、まあまあ落ち着いた方。

お休みにはバイクレースを嗜み、スーツに合わせたマスクも装着して
凪沙さんは染める気無かったのに思わぬ所で勝手に染まっているようで。
…まあスーツもマスクも凪沙さんが業者に発注してあげたらしいですけど。

この方も相当昔に作ってこんな設定ではなかったのですが
ちょっと別件で用があるので出してみました。

18歳未満の方は見ちゃダメです。 あなたは18歳以上ですか?