じっくり蒸らして

前回全力でキレた部長に身柄を副部長に預けられた真と美咲
一体どうなってしまうのでしょうか？

優子さんのレストランの機材倉庫に閉じ込められた2人
この時まだ衣替え前だったので冬服ですが結構な気温で…

「あついよぉ…」

「美咲ちゃんしっかり…」
「ゼンタイとレオタードと肌タイの三枚重ねで身体キツキツでイっちゃう…」

「せめてこの倉庫が涼しかったらなあ…蒸し暑いし…」

「お待たせ～ちょっとお着替えしてたの」
「うわあ…」

「暑いですよねその服…」

「暑いよムレムレだし。これからの時期最高なの…♥」

「てかその衣装…ジェスカの色違いですか？」
「そうだよ。逢音ちゃんにお願いして作ってもらったの」

「てか副部長…預かる時複雑な顔してたのに何かノリノリじゃないですか…」

「そりゃね。美咲ちゃんにはひどい目に合わされたし」

「脱出マジック教えるって言いながら、私を拘束したまま逃げちゃうんだもん」

「美咲ちゃん…」
「ゴメンなさい。マジックのタネに安い値段つけられてムっとして…」

「うん。謝罪が聞きたかったんだよね」

「でもまだ許してないよ。美咲ちゃん」

「あの…アメちゃんにそんなにくっつかないで下さい…」

「あ、そう？じゃもっとくっつこうかな」
「副部長…」

「あの、罰はオレ一人が受けるので美咲ちゃんは…」
「ダメ。それに美咲ちゃんは監禁調教経験あるから大丈夫だよ？」

「どういう事ですか」

「実はさっきの話の後、八つ当たりで真ちゃんさらったんだけど、
それは変装していた美咲ちゃんでね。
ひどい目に遭わせたあとに自力脱出されちゃったんだよね」

「その時にスーツケースやラバースーツや家の鍵盗まれたの」

「ちょっと美咲ちゃん…」
「だって死ぬかと思ったんだもん…
暑いしチューブでしか息できないのにキツいお酒飲まされたり…もうあんなのやだ…」

「副部長もひどいですよ…」
「そこでお願いなんだけど、今の話黙っててくれないかなぁ。
真ちゃん襲ったって聞いたら部長怒るかもしれないし…。
鍵とかの話も黙っておいてあげるし、罰も弱くしてあげるから。ね♥」

「…」

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「交渉決裂かぁ…言わなきゃよかった。」
「終わったら部長に伝えておきますから」

「はあ…じゃ、今着てるものからラバースーツに着替えて。
たっぷり遊んであげるから」

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「二人ともお似合いだよ」

「2人とも1日以上その装備したことあるから大丈夫だよね？」

「口にはバルーンギャグ、
鼻には呼吸と給水チューブ…焦っても口からは空気吸えないから」

「うーん…2人ともギチギチでかわい～♥」

(コンコン)「失礼しまーっす♪」

「ども、お手伝いに来ました☆」
「あれ蜜柑ちゃんに翔太君…どうしたの？」

「部長から真と美咲を1週間好きにしていいって言われたのでやって来ました♥」
「オレら立場的にヤれないのに
この2人あっさりヤれてしかも出番すっぽかすとか許せないんですけど」

「へー部長も粋な事してくれるね」
「ムカつく2人を部長公認で痛めつけられるなんてサイコーですよ」

「じゃー、せっかくだから蜜柑ちゃんがセッティングする？」
「いいんですか？手加減しませんよ？」

（地獄だ…部長がこの2人を呼んだとか…）
（アメちゃん…この2人にやられてるの思い出して怯えてる…）