魔王と女王

前回の続きですが…
副部長が登場して早矢さんに一番効くプレイしてます

「ねー早矢ちゃん、ヒドいことしたんだってー？」
「うぐぐぅ…！！！」

「うぶっ！！うぐぇ…」
「なるほどなるほど。早矢さんの弱点ってゴムの匂いなんですね？」

「別にヒドいことなんかしてないよね。ゴムの服着てなでなでしてるだけだもん
一晩ラバー着て遊んだのにまだ苦手なんだね？」

「あれなら部長に怒られないってね～」
「勉強になるわ。なんかあったら稲城さんに頼もうかしら」

「…それはやめた方がいいよ～。副部長も問題あるから～」
「ああ、生徒会長時代暴君だったからね…って、丸くなったと思ったらまだ性格に難あるの？」
「にゃっほー♪」

「あ。」

「みんなおひさ～。ちょっと半年ほどスタントのお仕事で海外行ってました～
あ、あとお客さん。風紀委員長の高崎さんね。」
「部長！！」

「部長がいないおかげで早矢ちゃんと逢音ちゃんが揉めてたんだから…」
「なんか画面が基本的に青くて同じっぽかったよね？」

「わかってるなら早く帰ってきてよ…」

「ちょっと水上さん、左腕に変な文字見えたんだけど…」
「部長～それなんかのジョークだよね…？」

「あ、これ？帰って早々風紀委員長の高崎さんから依頼があって風紀委員補佐になりました。」
「学園内少し荒れ気味だったからな。」

『嘘でしょ…』

「水上はマスクしてるのと防寒でタイツ来てるだけで制服の規定破ってるわけじゃないしな。
見回る側についても問題無かろう？」

「えーと、委員長？」

「なんで委員長までマスクしてるんですか？
それとなんか制服の形状が変なんですけど…」

「…」

「私な、スケバンみたいな双葉と見た目や口調でキャラ被りしてるのではないかと不安でな…
水上に依頼ついでにキャラ被り抑える相談したらこうしろと…」

「あー、でもね…」

「すみれちゃんにもよくマスク付けさせてるから、あんま差別化できてないかも。
ブレザーをパフスリーブにしたのもただの私の趣味。」

「だったらなぜやらせた…私は真剣なんだぞ…。」

「とりあえずだな、水上には腕章付けて校内うろついてもらう。
普段から水上がその辺歩くだけで、緊張が走るだろう？」
「それは部長がやべーヤツって認識されてるからだよ～…(聖子」

「監視だの注意だの指導だのは先生方から許可降りないとできないからご心配なく。
私、権力でイヤな目に合ってるから、変に注意するのヤダし？」

「ねぇ優子ちゃん？」
「本当、生徒会長だった頃は申し訳ございませんでした…(これ私がパワハラ受けてるんじゃ…？)」

「あー、でも部内でのモメ事は部長としてちゃんと処理するから勘違いしないようにね？」

「さて…忍ちゃん、マスク被った早矢ちゃんに襲われたんだって？」
「はい…」

「私も早瀬さんからメガネを…」
「あーうん…それも良くないけど、逢音ちゃんちょっと話あるかな。」
「え？」

「私の許可無くパッドルーム、ラバーからサテンに張り替えたでしょ？
しかもその時の衣装代と改装費、35万円の請求が何の連絡も無く私に飛んできてるんだけど。」

「う…」

「ちょっとそんな金額無断で部長にツケたの？マズいよ～…」
「水上さんにその時の映像渡せば許してもらえるかと…」

「まあねえ…」

「早矢ちゃんから酷い目にあってる事だし、衣装作りでお世話になってるし…、
一晩でお願いしたい衣装あるから、それ納品してくれたら大目に見るよ。」

「本当ごめんなさい。今すぐ作ります」
「さてと…」

「早矢ちゃん？元はと言えば早矢ちゃんが忘れ物しまくらなければ、酷い目に遭わなかったし、スウツ作らなかったし、私に請求飛んでこなかったし、そのマスク被って忍ちゃん驚かせたりしなかったんだよ？」

「うう…」

「でね、忘れ物しまくる早矢ちゃんに指導してくれって先生方から要請があったから、風紀委員会として早矢ちゃんに教育的指導をすることになりました」
「ど、どんな…」

「それは明日からなんだよね。とりあえず逃げないように、今夜は部室で副部長預かりだから。よろしくね優子ちゃん♪」
「だってさ。ラバーで遊ぼっか？」
「ごめんなさい許してください…」

「…委員長、なぜミーナをスカウトしたんですか？」
「さっき言った通りだ。生徒にいるだけで緊張感を与えるからだ」
「そんなの委員長もそうじゃないですか。生徒の間では魔王とか言われてますよ？」

「早瀬みたいな奴がいるなら何人いてもいいだろう？女王と組んで何が悪い」
「…ミーナが女王ですか？」

てなわけでこちら風紀委員会トップ2です。
メインは校則に反していないかのチェック・指導で、委員長を見て分かる通り、制服に関してはガバガバ。
しかし委員長が怖いと評判で結果校則を守る人は多くなって仕事がないようです。

そのため喧嘩を鎮圧いや仲裁する事が基本業務。かつてひとクラス丸ごと荒れた際、
委員長が駆けつけ全員保健室送りにした事があり、
「揉めたら風紀委員が来る、最悪凪沙も来る」と言う事でケンカの抑止力になっているようです。

赤い方は赤城妖(あかぎあやか)、副委員長で、内申稼ぎで風紀委員を務め仕事が適当。
仕事してる風に見せるためコワモテの龍騎を言いくるめて委員長にするズルさを持つ。
人をおちょくったり、人が困っている所を見るのが好きで特に何でも信じる龍騎をおちょくるのが大好き。

青い方は高崎龍騎(たかさきたつき)。
山奥の古武道道場の家で育ち、幼い頃から練習に明け暮れて口調がちょっと特徴あり、
進学を機に山を下りたが世間知らずで言われたことはなんでも信じてしまう。
目つきと口調と武闘派で「すみれとキャラ被りして、自分もスケバン扱いされていないか」と心配している。

ちなみに凪沙さんが指定した、龍騎さんの制服はこちら。
インナータイツを着用し、ブレザーの色に合わせたマスクを着用。

んで、悪ノリしたフルガードスタイルはこちら。
全頭マスクもブレザーと調和させる生地の為、通気性が最悪でございます。

「水上、貴様私にこの姿で学校を見回れとな？」
「強そうだよ？なんなら私もお揃いにしよっか？2人でお揃いにすれば…」

「…いや、いい…。(水上を仲間にするのはデメリットの方が大きいかったか…？)」